
SO BLANKET
MADE IN JAPAN
デザインノート
この服も素材との出会いから生まれた。
このアパレル業界に入ったもう数十年(汗)
入社当初から日本製の産地の良い素材、珍しい素材をずっと提案してくれる生地屋の営業のおじさんがいる。
糸の番手や名称も分からない時から、色々な生地の話、東京のブランドの話や川上の苦労話などを
教えてくれる。おじさん。(もう今は自分がおじさんだが)
そんなおじさんとの商談は楽しいのだけど、自分が今まで携わっていたブランドでは
値段体が合わず、提案頂くだけで使える機会は少なかった。
でもここ最近はH.A.K.UやGUNJOで少し国産の素材を使える背景が出来たので
ちょこちょこ使わせてもらっている。
今までの恩返しが少しでも出来ているかな?なんてことも考える。
その人がある日持ってきた素材「SO BLANKET」
この素材は格好良く言ってはいるが「泉州毛布」である。
SO BLACKETの「SO」 これは SOUTH OSAKA BLACKETの略
そう「南大阪」だ。
大阪の南のエリア和泉(いずみ)は、令制国の和泉国に由来する地域名称。現在の大阪府南西部にあたる。
かつて旧国名と同名の和泉郡や和泉町があり、現在も和泉市があるため、
泉州(せんしゅう)と和泉国の別称で呼ばれることが多い。
その泉州地区は日本の毛布やタオルなどの繊維産業が盛んなのは
ご存じだろうか?
国産毛布のほとんどは同じ地域で作られている。国内で生産される毛布のシェア90パーセントを占める、大阪の泉大津市だ。
その毛布の素材
ある日おじさんが「木村さんやったら使えるかと思って」と
持ってきてくれた。
おじさんも出身が泉州地方の様で「幼馴染が作っているんや」と言っていた。
この素材で何を作ろうか?
と素材ありきで始まったのがきっかけ。
毛布の中でもリエステルやアクリルの繊維で作られることが多い中
コットンを両面のパイルに使用している珍しい素材
ゆえに静電気も起きづらく、透湿性も高く
なにより肌触りが天然素材特有の優しさがある。
そして綿なので染めることが出来る。
だから試しにインディゴ染めで染めてみたら、何とも見たことのない深みが出た。
更に想像欲を掻き立てられ、手で抜染してみたら
この世に無かった美しい毛布が出来た。
それを生地屋さんに見せたら
「服を作るのも初めてやけど、インディゴ染めして抜染なんて
木村さんしかやりまへんで。」とびっくりしていた。
それを聞いて「シメシメ世界初か」と思ったのはここだけの話。
泉州毛布のインディゴ染め
前記したがSO BLANKETの「SO」はSOUTH OSAKAの略「南大阪」。
大阪の南の方は実は繊維産業が盛んなエリアだ。
ただ服地では無くて、毛布やタオルなどが主流。
そんなエリアだからこそ普段で会えないお宝素材に出会えることがある。
それが「SO BLANKET」
<メリット>
綿なので透湿性、吸水性がある=火の粉などにも強い
両面起毛負の毛布なので保温性が抜群
綿なので肌触りが天然繊維の優しさがある。
製品染めで染められる=インディゴ染めなどの意匠性も付与できる
マイクロプラスティックが出ないので地球にやさしい。
製品染めなので染料も少なく、排水も少なくて済む。
<デメリット>
ポリフリースに比べ やや重量感あり
速乾性は無い
生地が高価
染色加工が高価
デメリットもあるがアウトドア素材として有り余るメリット
アウトドアのトレンドである「ウルトラライト」ではないが
トレンドを上回る良さがあふれている。

HK-M606 INDIGO DYE FADE TSHIRTS
M・L・XL
c/#MF ¥13,000+TAX
ONLINE COMINGSOON
ノーカラージップジャケット,ボディーは全面ブランケット表面素材使いで裾のポケットは綿ナイロンの別布使い、 ややゆったり目のサイズ感、ワイド目の身巾にコンパクトな着丈。 IG:製品インディゴ染め。 MF:製品インディゴ染め+ハンド抜染
HK-M723 ZIP CARDIGAN
S・M・L・XL
c/#IG ¥36,000+TAX
c/#MF ¥38,000+TAX
Delivery in October.
The reservation will start very soon.
ノーカラージップジャケット,ボディーは全面ブランケット表面素材使いで裾のポケットは綿ナイロンの別布使い、 ややゆったり目のサイズ感、ワイド目の身巾にコンパクトな着丈。 IG:製品インディゴ染め。 MF:製品インディゴ染め+ハンド抜染
HK-M724 POCKET VEST
S・M・L・XL
c/#IG ¥34,000+TAX
c/#MF ¥36,000+TAX
Delivery in October.
The reservation will start very soon.
ポケットのデザインが特徴的なベスト。身頃のセンターラインの左右で生地の表裏を変え、毛並みの違いが生まれる。 ポケットにはギャザリング出来るスピンドル。コットンナイロンのシャツ地を使用したポケット。インディゴ製品染め。 IG:製品インディゴ染め。 MF:製品インディゴ染め+ハンド抜染
HK-M129 KNEE PAD PANTS
S・M・L・XL
c/#IG ¥45,000+TAX
c/#MF ¥47,000+TAX
Delivery in October.
The reservation will start very soon.
ウエストはウェービングベルト テープ先にはウーブンネーム。膝とヒップはコットンナイロンの別布。 右ヒップポケット内部にはフィックスドポケット装備。 インディゴ製品染め。 シルエットはゆったりしているが裾はすっきりテーパード。 IG:製品インディゴ染め。 MF:製品インディゴ染め+ハンド抜染